釣行概要
日付 | 2025年4月9日〜4月16日(うちオフショア釣行3日間) |
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出港場所 | ロンドンエリア |
狙い | GT |
潮周り | 中潮〜大潮 |
天候 | 雨と晴れが混在/大きめのうねりあり |
移動手段 | 小型ボート(現地手配) |
ボートの確保から始まったオフショア釣行
今回のオフショアGT釣行は、出港前から一筋縄ではいかなかった。
事前に手配していたはずのボートが、まさかの浜に打ち上げられ、ひっくり返っていた。
曰く、壊れているのである。
釣り以外の時間は、ボート探しに奔走。チップを渡して探してくれる人を集めたり、ボートが並ぶエリアに出向いて声をかけたり、、、
なんとかロンドンエリアで小型ボートを手配することに成功。
4日かかったが、イカした(笑)ボートに巡り合えたのも、また一つ良い経験となった。
ポイント開拓と戦略
ポイントは、衛星写真と地形図を参考に事前に目星をつけていた。
反応があったポイントの条件と、似た条件を持つポイントを重点的に回った。逆に、反応がないエリアの条件を省いていったという方が適切か。
- リーフエッジの切れ目から、1m以上の水深がある
- ある程度エッジが張り出している←サーフと混ざり合い、水深が極端に浅く、湾の奥になっているエリアでの反応はほぼなかった。
- 潮通しのよいエリア
まだまだ条件はあるのだが、百聞は一見に如かずということで、是非実際に見てもらいたい。https://www.youtube.com/watch?v=qvzhxLp6B4E&t=25sに、その鱗片が映っている。
(実際に気になる方はご連絡ください。知っている限りの情報を共有させて頂きます。)
2日目はポーランド方面まで足を延ばして開拓を試みるも、結果は惨敗。
ほぼノーバイトという厳しい洗礼を受けたが、最終日にドラマが待っていた。
使用タックル(オフショアGT)
種類 | 内容 |
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ロッド | 3ピース オフショアGTロッド |
リール | SW 10000番/14000番/18000番 |
ライン | PE5、6、8号+スペーサー(10、16号5m)+リーダー(120〜180lb)+バイトリーダー(10cm) |
ルアー | ポッパー、ダイビングペンシル、シンキングペンシル、ミノー |
とにかく釣れるポイントでは、色々なルアーを試してみた。
【1日目】 ロンドン方面から北側を釣査
ロンドン方面から北上し、岬周りでGTから初バイトを得た。
初キャッチは17kgほどのブラックGT。

その後も15〜20kgクラスを数匹キャッチし、リーフエッジ沿いで小型を交えつつ約10匹ちょっとキャッチ。


その他多数。
この日、モンスタークラスからのコンタクトはなかったが、GTらしいトルクのあるファイトを愉しめた。

この周辺は、エッジの際から水深があるところもあり、とにかくたくさんのGTが溜まっていた。
【2日目】 ポーランド方面の惨敗(笑)
この日は、初日とは正反対、南側のポーランド方面へ開拓遠征。
燃料ギリギリまで攻めたものの、完全ノーバイト。
風向きやボートマンの変更も重なり、意思疎通がうまくいかず、キャストそのものが難しい状況だった。
GTからの反応は一切なく、近場でフエフキ系を釣ったのみで終了。

初めての魚種だ。80㎝ほどだった。

エッジ周りの水深が浅く、風向き的にも近づきすぎると危ないポイントだった。
ドロップオフの雰囲気もよさそうだったが、GTからのコンタクトは無く。
推定50㎏程のキハダたちが、イルカと混じってボイルしているのを見かけた。
キハダ狙いの方には良いポイントだったのかもしれない。

このエリアはリーフではなくサーフだ。
少し沖には根が点在しているが、反応は皆無であった。
【3日目最終日】 ついにキャッチ!!畳級!!
最終日。朝一はラグーンと外海の出入り口のドロップオフをチェックしたが、ミルクフィッシュの群れを見ただけでGTの反応はなし。

ローカルガイドも一押しのいかにも、な場所だったが、反応は得られず。
中日と最終日の2日釣査した。
早々に見切りをつけ、燃料ギリギリの限界まで北へ進んだ。←結局油が足りなくなり、追加料金を払いプライベート用の油を使うことに笑
たどり着いたのは、JAXA観測所近くのエリア。

リーフの形こそ微妙だが、少し離れたところからショア方面へキャストすると、噛み合っている感じだった。
数は出ないが、流しながらランガンすると良かった。
ここで単発ながら大型GTのバイトが出た。まずは20kgオーバーをキャッチ。

続けて、自己記録更新となる40kg級GTをヒットさせる。
なかなか良いファイトで、重量感はかなりあったが、意外と余裕を持ってあげることができた。

見返してみると、思ったよりも魚を怒らせていなかったかな笑。
初のサイズにしては、80点くらいのファイトができていたのではと思う。
こちらの動画の前半が、上記のヒットポイント。
戻りながら、初日に好反応だったリーフエッジに寄るとやはり連発。

ファイト中にGTがベイトを追ってボイルしていた。
動画でしか見たことのない光景は大迫力。圧巻であった。


母島限定カラーのマグナムでもヒット。Mさんありがとうございます。
ほとんどトレブルは使わないが、ヴァイパーはかかりもよく、一本でも伸びずに信頼している。今回もよい魚を連れてきてくれた。
ミノーやダイビングペンシルでもヒットし、ファイトを楽しめた。シャローのため、集中力を切らすと2度ブレイクしてしまったのは反省だ。
備考
半年ほど運動不足だったが、体力的には大きな問題はなかった。
むしろ、初日こそキャストが飛ばずに焦ったものの、2日目には完全に感覚を取り戻していた。
反省点は、
- 赤茶色の奴(多分バラフエ)にラインブレイクを食らったこと
- スリットやストラクチャー、サンゴに擦られライブレイクが何度か発生したこと
魚の位置、スリット、ストラクチャーの把握、ドラグ設定やタックルセッティング調整の重要性を再認識、、、
努力(笑)の先に待っていた一尾
最終日、燃料ギリギリ、色々な限界(笑)の先で出会えた畳クラスのGT。
途中で数えるのをやめるほどのバイト。
今回の遠征は、確実に自分の釣り人生に刻まれるものとなった。
しかしながら、まだまだ全体の一部の鱗片しか覗けていない。
もっと規格外のサイズもいるはずだ。
さらなるモンスタークラスとの出会うため、またこの島に挑戦したい。